<コラム>一人の高校生の親として見た。大学WEBサイトは本当に親切か?

親父

昨日の記事では、情報発信側である大学側の視点から記事を書きました。

今日は、一人の高校生の親=つまり「情報の受け取り手側」の立場として、実体験を交え記事を書きたいと思います。

 

 

お前、どこの学校に行きたいの?

私には高校2年生と中学3年生の息子がおり、二人とも「進学」という新しい分岐点に直面しています。

高校生の息子は、高校2年生ではあるものの、ある程度行きたい学校はあるようです。
こういう仕事をしていることもあり、何か普通の親とは違うアドバイスができるのではないか?と思い、息子に進路について聞いてみました。

どうも息子は国立のA大学か、B大学、あるいはC大学に行きたいそうです。
その真意は息子にしかわからないのですが、このAとBとCの大学。おそらく自分自身の学力レベルで最終的には判断するか、はたまた他の大学に目標を設定しなおすのかもしれません。
今のところ、B大学(つまり3つの中では真ん中)の大学を希望しているようでした。
「私立はどこ行きたい?特にないならいいけど、国立がいいというわけではないよ。私立にもきちんと目を向けてごらん」と、自分の経験値も加味し、いくつか息子が進みたい進路に合う大学の情報をWEBやパンフレットで見てみました。

 

 

結局よくわからない

例えば電気製品であれば、商品の比較表がありますが、大学にはそれがない。あえていうなら、それは偏差値かもしれません。しかし、誤差レベルの偏差値は、あってないようなもの。
要するに、「その大学で何をするか。何ができるか」ですが、これがわかりにくい。

一見欲する情報は書いている。就職実績。カリキュラム。目指せる資格。
しかし、それほど大差もなければ、WEBもパンフレットもそれぞれの大学の基準のもと内容をつくっているため、「比較」ができるようでできない。いちおう、「この大学も見たら?」といくつか私立大学をすすめましたが、大学の仕事をしている私ですら、よくわからない中の判断でした。

 

 

「いまの保護者はかなり詳しい」という噂は本当なのか?

私が関西圏で大学の仕事をしていたときは、たまに「最近の保護者は本当に詳しくて、保護者の間で、○○大学のキャリア支援はどうこうで…、ということを言うんですよ!」ということを職員の方にお聞きしたことがあります。
その時は、「いまどきは情報過多だから詳しいんですね~」と言い、合格者向けにクロージングを図る紙媒体を提案したのですが、いざ高校生の親になって思うことは「その保護者たちは本当に詳しかったのか?」ということです。

 

 

食べログで星がついていれば、誰々がおいしいというから、なんだかおいしいと感じちゃう

例えば、食べ物。「人のおいしいは、一つの物差しにはなるけれども、絶対ではない」ということを最近強く感じます。本当に自分の舌でおいしいと感じているのか?「人がおいしいと言うから、おいしいと思ってきちゃった!」ではないか?そもそも、人それぞれ「おいしい」の判断基準は違う。
最近口コミは食べ物だけに限らず、進路においても大きな影響を与えています。
口コミほど信頼できるものはない、でも反対に口コミほど信頼できないものはない。
では、当時の「進路に詳しいと思われていた保護者」のうち、本当に詳しいのはどれだけいたのだろうか?

 

 

「お前が行きたいところ行けばいいよ」 結局、そうなるんです。

語弊がないように書きますが、息子の行きたいという大学は、彼が進みたい将来に対して、私の中ではどれも納得の範囲でした。その上で、A大学、B大学、C大学それぞれ利点はあるけれども、大きな目で見れば、本人の努力の範囲でどうとでもなるもの。
現状、知りたいことに対して深堀りができない以上、本人が実際にその目で見て、行きたいと思ったところに行かせてあげることが親ができる最大限の務め。
でも、それは私のケースはたまたま、合点がいったまでのこと。
合点がいかない保護者も、高校生も、多くいるのではないのだろうか?

付け加えていうなら、高校の進路指導の先生方にも、当てはまるのかもしれませんね。

結局、「なんだかよさそう」になるのかもしれませんが、「なんだかよさそう」で行かれると、堪ったもんじゃない!

いま高校2年生。「この大学に行きたい」という大学(変わるかもしれないけれども)がいま見つかっているのことは、ラッキーかもしれません。
高校3年生の秋、あるいは冬に、いまの大学サイト、大学パンフレットを見て、「どこの大学にしよう??」と焦って探し出すと、いい選択ができるのだろうか??

 

次回は、あらためて「情報発信側」の立場にまわり、大学のオウンドメディアの意義を考えたいと思います。

著者:株式会社357 取締役 末岐

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