ネット出願実施が過半数以上!変わる大学入試

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センター試験を週末に控え、2017年度入試シーズンもいよいよ本番です。
突然ですが、貴学は「インターネット出願」を導入していますか?

「2017年入試『インターネット出願』実施状況調査」(旺文社 教育情報センター調べ)によると、ネット出願の導入ついて「既に導入済み」あるいは「新規導入を決定(または予定)」と答えた私立大学※は、過半数を超える約55%だったそうです(※私立533大学/回収率=91.2%)。2016年での同調査での約45%(521大学の同時期集計)から10%増加しており、ネット出願の導入・紙からの完全移行は今後も進むことが見込まれます。特に2017年度入試からは関東の慶應義塾大学、早稲田大学、立教大学などが揃ってネット出願をスタートしたことも話題になりました。私立に対して遅れをとっている国公立大学も含め、ネット出願導入の流れは向こう数年は続くでしょう。

ちなみにネット出願の先駆けといえば近畿大学。2014年度入試より日本の大学で初めてネット出願に完全移行し、エコノミーとエコロジーで「エコ出願」というネーミングで周知されました。近大のエコ出願が2014年度入試から始まったということは、実はまだそれほど昔のことではありません。あれから僅か数年でネット出願は急速に一般化し、2017年度入試には過半数の大学に導入されたということになるのですね。

ユーザーにとってのネット出願のメリットは、「願書取り寄せなどの手間がない手軽さ」「手書きしなくてよい」「記入漏れやミスが防げる」「パソコンやスマホから簡単にできる」「締切日まで、いつでもどこでも出願できる」などが挙げられます。さらには受験料のカード決済やネット出願割引、併願割引などを導入している大学もあるため、まるでネットショッピングをする感覚で出願できてしまいます。かつて願書を複数取り寄せて、緊張しながら一言一句を記入していた世代からすれば、ネットで出願することに違和感や難色を示すことがあるかもしれません。しかし「難しいのではないか」と思うのは保護者や年輩の目線よりで、デジタルネイティブの受験生にとっては、何てことない「当たり前」でしょう。ユーザー目線に立てば、紙とWEBのどちらが好まれるかは明白です。

一方、大学側にとってもネット出願のメリットは多く、現場の声を聞くと「受験生からの質問が減り、窓口対応の負担も減った」「うずたかく積まれた願書が無くなり、印刷コストも削減された」「記入ミスをチェックする手間や人員もいらなくなった」等々。出願の手軽さから志願者増につながることも期待でき、最新の出願状況の把握も容易になります。冒頭の「2017年入試『インターネット出願』実施状況調査」では、2016年一般入試の志願者総数が1万人以上の大学では、実に約99%がネット出願実施校であったという結果が出ていました。3,000人以上1万人未満の大学では約79%、1,000人~3千人未満で約68%と、志願者数が多い大学ほどネット出願を実施している率も高いようです。ネット出願導入までのコストや準備の労力を差し引いても、毎年1万人分の志願者情報や出願書類を紙で管理することを考えれば、導入するメリットは大きいはずです。

今のところ、ネット出願にはすべてオンラインで完結できない部分(検定料の振込や書類の郵送)もあり、受験生に向けた十分なアナウンスは必要です。ただ、すべてネット上で完了できるようになる日も遠くないかもしれません。今後さらなる利便性が求められ、カード決済や電子マネーでの支払い可能な大学が増え、エントリー後の調査書や出願票などもデータ送信できるようにする試みも考えられます。また、ネット出願が完全に普及すれば、出願サイトそのものの使いやすさや導線、出願から受験までのフローの示し方、割引制度や併願制度の効果的な見せ方、他大学との区別化など、大学サイトが取り組む課題も見えてきます。ユーザーに求められることは何かを予測し、先手を打っていきましょう。ネット出願が「従来の方法」と認識される頃がやってきても、18歳人口の減少は周知の事実ですから「ネット出願に変えて終わり」になってはいけません。

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