大学広報担当者に求められる、コアな内部目線と客観的な外部目線

Two young women are relaxing in the living room

 近頃、キュレーションサイトでの記事の無断転用や盗用などが問題視され、大手企業が運営する複数のサイトが非公開になったり削除されるなどいわゆる「まとめサイト」の運営にメスが入ったニュースが話題になっています。

 サイト運営の形が、ユーザーにとって有益な情報を掲載することよりも、企業にとって有益な広告収入源を大量生産することを優先しすぎたことでこれまでもあった問題が明るみに出て、一気に噴出したような形です。記事の正確性や著作権、読み物としての価値を無視した結果ともいえます。

 複数のサイトから得た情報をつなげただけの量産記事は、読めばすぐにわかります。当然ながら取材などなく、内容が乏しい上、欲しい情報がまったく手に入らないのにSEO対策だけは厳重になされているため、検索をすると上位に出てくるという悪循環。数多のキュレーション風サイトに辟易としつつあった筆者は「やっときたか!」と、不謹慎ながら内心で少しスカッとしました。

 インターネットの普及によって、情報収集は手軽に行えるようになりました。その反面で問われるのは情報のそのものの質であったり、必要な人に正しい情報がきちんと届くことに他なりません。今回の「まとめサイト」の一件は、情報の扱い方を間違えると暴走してしまう悪い見本となってしまいました。

前置きが長くなりましたが・・・

 大学サイトでの情報配信は、正真正銘オリジナルの生きた情報です。並列されがちな他大学との区別化をハッキリと示すことができますし、貴学ならではの特長はもちろん、大学の普段の姿をアピールする上でWEBは非常に頼もしいツールです。また、WEBを活用した大学広報のメリットは、紙では実現できない自由度の高い表現と高頻度で発信できること、ユーザーに届いているかどうか評価できることなど多々挙げられます。

では、オリジナルの情報をもっとも効果的に扱うために、大学広報で気を付けたいことは何でしょう?

重要なのは「コアな内部目線と、客観的な外部目線」。この両方をバランスよく持ち合わせていることに尽きます。大学職員にとっては当たり前になっている常識(慣例、用語、大学の文化など)は一般の受験生や在学生、保護者、外部の人にとっても常識とは限りません。

 たとえば入試制度の言葉やWEB出願のルール一つ取っても、大学職員ならば当然分かっている内容のはずが、初めて見た人にとっては複雑で、せっかく訪れても分からないという理由で離脱されてしまうということもあるでしょう。あえて一歩引いた目で眺めてみる、双方向の目線が大切なのです。

 しかし、単にわかりやすくても価値のない情報は埋没してしまいます。以前、筆者が大学広報に携わっていたころ、毎日のように進学情報誌の原稿を添削していました。ライターさんに書いてもらったはずの原稿なのに、校正するとなぜか赤字だらけになってしまいます。最悪の場合は、他大学の誤った情報が乗っていたりすることもありました。こちらとしては大学の魅力を最大限まで盛り込んでほしいと願うため、「うちのいいところが全然伝わってこない!」と落胆したり、「高い掲載料を払ってるのに!」と言いたくなったり(言いませんでしたが)校正のやり取りが無駄に思えて文字数をそろえて書き直して戻すこともしばしば・・・。

 なぜ、そのようなことが起こるのか、原因は分かっていました。ほとんどの場合、その記事を書いたライターさんは代理店の下請け会社におり、依頼主の大学のことをまるで知らない人なのです。タイトルの大学名だけ付け替えれば、他大学の原稿として読めそうな「あたりさわりのない」内容だったりするのです。残念ながら、それでは大学の魅力は半分も伝わりません。オリジナルだからこそ伝えられる話題が、薄まった印象になっているのですから。

 紙の進学情報誌や大学案内には、伝えられる量に限界があります。極端なことをいえば、WEBならば際限なく盛り込むことができますが、
カッコイイだけでも内容がない、内容は充実しているのに使いにくいではベストとは言えませんよね。伝えたい本質や熱が感じられないものは、人の心を動かしません。

 弊社は小さな制作会社ですが、大学広報は常にオリジナルであれ!!と強く願っています。大学様のコンテンツを作らせていただくときには、ご依頼いただく大学様、制作サイド、そして情報を届けるユーザーの3方向の視点から企画~取材を含めた制作~リリースまでをワンストップでご提案できることを強みとしています。コンテンツでのお悩みや、ご質問・ご相談などお気軽にお問合せください。

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